「ブラザーグループ中期環境行動計画2024」
「ブラザーグループ中期環境行動計画2024」(2022~2024)
基本方針
「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」の実現に向け、ステークホルダーと共に、以下の取り組みを積極的に推進します。
- バリューチェーン全体から排出されるCO2の削減
- 資源循環推進による持続可能なビジネスの拡大
- 事業活動が生態系に与える負荷の低減と生物多様性保全活動の拡大
- 環境配慮製品の創出
- 環境法規制の順守
1. サイト(拠点)における取り組み
- CO2排出削減(スコープ1・2)
- 2015年度比47%削減(2022-2024年度の3年間で9%*を削減)
- 水削減
- 製造拠点における取水量を、前年度より削減する(売上高原単位)
- 廃棄物削減
- 製造拠点における廃棄物量を、前年度より削減する(売上高原単位)
- 生物多様性保全
- 有力な国際的基準に適合した生物多様性の評価手法により、生態系に対する事業全体の環境負荷および修復・保全活動を評価する
- 生物多様性に関連する国際的な指標に基づき、グループ全体で生物多様性保全活動を拡大する
- 2015年度比
環境目標*1 | 2022年度の活動実績 | 自己評価*2 |
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1-1 | 2015年度比43.8%削減しました。(絶対値) | ◎ |
1-2 | 前年度比15.5%削減しました。(売上高原単位) | ◎ |
1-3 | 前年度比0.1%削減しました。(売上高原単位) | ◯ |
1-4 | 生物多様性に関連の深い水・土地・森林などの自然資本を評価する準備を進め、製品の調達、使用、廃棄による環境負荷量の検討を実施しました。 公益財団法人 世界自然保護基金ジャパン(以下、WWFジャパン)とパートナーシップを結び、WWFジャパンが行う森林保全活動への寄付を通じて生物多様性保全に貢献しました。 また、国内外のブラザーグループ全拠点を対象にした「海ごみゼロ活動*3」」には、21,000人以上が参加しました。 |
◯ |
- 各番号は項目番号に対応しています。
- 自己評価の内容です。
「◎」:大幅に達成、「◯」:達成、「△」:ほぼ達成、「-」:単年度で評価をしない目標と実績、「×」:未達成 - ブラザーグループの活動をさらに活性化するため、2021年度から世界海洋デーに賛同
2. 製品における取り組み
- CO2排出削減(スコープ3-C1・C11・C12)
- CO2排出量を15万t*1削減する施策を実施する
- サーキュラーエコノミー(資源循環)
- 2024年度までに製品に投入する新規資源率81%以下*2(二次資源率19%以上)とする
- 循環経済型ビジネスを拡大する
- 環境配慮設計の強化
- 各々の市場地域において、より高い環境基準に適合した製品を提供する
- リスク管理体制の再構築
- 製品に関わる環境関連法規制を確実に法順守するために活動基盤を再構築する
- 社会全体へのCO2排出削減貢献推進
- 社会全体へのCO2排出削減貢献の算定プロセスを構築し、ブラザーグループ全体のCO2排出削減貢献量の算出および開示を実施する
- イノベーションの促進
- 有望な新環境技術を抽出し、事業へ実装する
- 2021年度の事業活動と比較して、2024年度までに新たに実施した製品環境対応施策によって削減できたCO2排出量の総量。
例:製品の小型、軽量化、再生材料の使用量拡大、待機時の消費電力削減など。対象は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、マシナリー事業、ニッセイ事業 - 対象は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、 マシナリー事業
環境目標 | 2022年度の活動実績 | 自己評価 |
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2-1 | 2022年度に計画した施策は、100%実施しました。 さらに、2024年度目標の「CO2排出量15万t削減」達成に向け、事業単位ごとに削減施策を立案しました。 日本のお取引先と協働し、部品製造時のCO2排出量を把握する活動を開始しました。 |
◯ |
2-2 | 2024年度目標の「製品に投入する新規資源率81%以下*2(二次資源率19%以上)」達成に向け、新規開発製品や既存製品への再生プラスチック材の使用拡大を推進しています。同時にプラスチック以外の再生材使用のための調査も進めています。また、循環経済型ビジネス推進を目指し、製品リユースビジネスを確立すべく、社内で検討を進めています。 | - |
2-3 | 通信・プリンティング機器分野の製品群において、製品企画・開発初期段階から環境配慮設計を推進し、環境ラベル基準に適合するようマネジメントを行いました。その結果、要求基準が厳格化されたドイツ「ブルーエンジェル」や、日本「エコマーク」、米国「EPEAT」などの基準にも適合させ、取得・登録することができました。 なお、「EPEAT」については大幅改定が検討されており、資源の持続可能な使用・懸念化学物質の使用削減・消耗品のリユースなどの改定基準案を検討するグループに参画し、より環境に配慮された製品設計に反映すべく対応を開始しました。 また、「ブルーエンジェル」に導入された社会的要求に適応するため、対象製品の生産拠点のうちの一つでRBA認証を取得しました。その他の対象生産拠点についても認証取得を目指し、活動を開始しました。 |
◯ |
2-4 | 製品含有化学物質管理における新管理体制について検討を行い、方向性を決定するとともに、業務内容を整理して具体化しました。 | - |
2-5 | 工作機械の省エネ性能および生産性向上によるCO2削減貢献量を「CO2排出削減」のWebサイトで開示しました。また、インクジェットプリンターやガーメントプリンターの消耗品大容量化によるカートリッジの廃棄削減や梱包材の使用削減について、CO2削減貢献量として開示しました。 | ◯ |
2-6 | ベンチャーキャピタルファンドへの出資先から新規技術の紹介を受け、事業に実装できる事例を模索中です。 | - |
3. 環境コミュニケーション
- 情報開示
- 統合報告書やサステナビリティ情報の開示を通じ、ステークホルダーとのエンゲージメントを強化する
- SDGs スペシャルサイト「ブラザーSDGs STORY」などを通じ、グローバルなブランディング活動を推進する
- 環境教育
- 参加型活動である「エコポイント活動」にてグループ内の環境意識の維持・向上を行う
- グループ一体となった環境活動推進に向け、従業員への環境教育を強化する
環境目標 | 2022年度の活動実績 | 自己評価 |
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3-1 | SDGsスペシャルサイト「ブラザーSDGs STORY」のサイトドメインを「sdgsstory.global.brother」に変更し、会社情報Webサイトと一体感を持たせたほか、「事業での貢献」カテゴリーではプリンターや工作機械の記事を最新の内容に更新。「社会を支援」カテゴリーでは国内で毎年行っている環境教育イベント「ブラザーアースキッズアカデミー」や、海外販社による海岸清掃、農村での教育支援活動の記事を掲載し、ステークホルダーとのさらなるエンゲージメント向上に努めました。 | ◯ |
3-2 | ブラザーグループ内における「ブラザーエコポイント活動」を継続して推進しました。 社内表彰制度やイントラネット、メールマガジンでの情報発信、e-ラーニング、社内セミナーやワークショップを活用した従業員への環境意識向上施策を継続して実施しました。 |
◯ |