サステナビリティ

サステナビリティを重視した経営

ステークホルダーエンゲージメント

サステナビリティ

ステークホルダーエンゲージメント

ステークホルダーとの長期的な信頼関係の構築

ブラザーグループは、"At your side."の精神のもと、事業を通じた社会価値の創出を目指しています。
その基盤となるのが「ブラザーグループ グローバル憲章」に示された、お客様を第一としたステークホルダーの皆さまとの長期的な信頼関係の構築です。グループの全従業員が、この価値観に基づき行動することで、ブラザーのサステナビリティを重視した経営をこれからも進化させていきます。

それぞれのステークホルダーと長期的な信頼関係を構築するための取り組み

ブラザーグループとステークホルダーの関係図

ステークホルダー ブラザーグループ グローバル憲章 取り組み
お客様
  • あらゆる場面でお客様第一を考え、モノ創りを通じて優れた価値を創造し、迅速に提供する
  • グローバルな市場から求められる多様な要請や期待にすばやく応える
  • 「お客様の声」を事業活動の起点とし、ニーズにあった製品・サービスを提供
  • 製品の品質基準と評価方法を構築しお客様が安心して使い続けることができる製品づくりを推進
  • お客様から返品または修理のために戻ってくる製品の割合を「お客様ご迷惑率」と呼び、不具合発生を限りなくゼロに近づけるため、品質向上活動を継続
  • 多様化するツールや市場、お客様の行動の変化にパートナーと適切に連携しながら柔軟に対応
従業員
  • 従業員の多様性を重視し、さまざまな能力を発揮できる職場環境とチャレンジングな仕事への機会を提供する
  • 努力と成果に対して、公正な評価と正当な報酬で応える
  • 多様な人財が能力を発揮できる制度・環境を整備
  • 障がいを持つ従業員から相談を受けるなどの役割を担う、「障害者職業生活相談員」を各工場の従業員から選任するなど、サポート体制を構築
  • 在宅勤務や介護休職などワークライフバランスを支える各種制度を整備
  • 公正な評価と処遇を目指した目標管理制度
  • マネジメント層を育成する研修や、トレーニー制度など人財育成制度を構築
  • 従業員が生き生きと働いているかなどを把握し改善するため、毎年従業員意識調査を実施
ビジネスパートナー
  • 常に公平・公正な取引を行い、相互信頼関係を築いて成長し合う
  • お取引先の皆さまにブラザーグループのCSR調達の考え方を共有するため、「調達方針」と「CSR調達基準」を公開
  • 「CSR調達レベルアッププログラム」を運用し、お取引先へのCSRアンケートやその結果に基づいた改善要請・モニタリングを継続的に実施
  • お取引先の優秀なCSR活動を表彰
株主
  • 株主からもたらされた資本を活かし、継続して企業価値を高めるとともに、積極的な情報公開を行う
  • 株主総会や決算説明会などで株主・投資家の皆さまへ最新の情報を提供
地域社会
  • 地域社会に対する社会的・経済的・文化的責任を可能な限り分担する
  • 「地球環境への配慮に関連した活動」「『地域』『人づくり(従業員を含む)』を意識した活動」を中心にグローバルに一体感を持った社会貢献活動を推進
  • 各地域の状況に合わせて各拠点が自律的に行う社会貢献活動
  • 大規模災害やパンデミックへの支援
環境
  • 持続的な発展が可能な社会の構築に向け、企業活動のあらゆる場面で地球環境への配慮に前向きで継続的な取り組みを行う
  • 環境配慮製品の創出
  • 消耗品・製品の回収リサイクル
  • CO2排出量・廃棄物削減の推進
  • 化学物質や排水の適正管理
  • 環境コミュニケーションの実施

お客様

ブラザーグループは、あらゆる場面でお客様を第一に考える"At your side."の精神で、優れた価値を創造し迅速に提供します。そして、お客様との間に長期的な信頼関係とロイヤルティーを築きます。

具体的な取り組みについては、下記をご覧ください。

従業員

ブラザーグループは従業員の多様性を重視し、さまざまな能力を発揮できる職場環境とチャレンジングな仕事への機会を提供します。そして努力と成果に対しては、公正な評価と正当な報酬で応えます。また従業員には、社会の模範となる行動、会社との価値観の共有、目標達成のための努力、水準以上の成果、長期にわたる才能とスキルの発揮が求められます。

具体的な取り組みについては、下記をご覧ください。

従業員エンゲージメントの向上

ブラザーグループは、ビジョン達成に向けた変革の実現と従業員のチャレンジ行動促進を目的に、マテリアリティの2024年度目標として「グローバルベースでの従業員エンゲージメントの可視化と調査スコアの向上」を掲げており、従業員と会社が対等で、価値を提供しあう関係を目指しています。
ブラザー工業では従業員意識調査を2008年から毎年行っていますが、2022年度には「従業員エンゲージメント調査」を新たに実施しました。調査の結果、組織からの「成長支援」を感じ、「組織への共感」「貢献感」が高い従業員が約半数を占めており、全体としてエンゲージメントが高い状態であるといえることがわかりました。
今後も「ブラザーグループ グローバル憲章」の共有活動などと並行して、一人ひとりの目標設定の質を高める取り組みや、自律的なキャリア開発を促進する取り組みを実施するほか、グローバルでのエンゲージメント調査を進めるなど、ブラザーグループ全体でのエンゲージメント向上を図る予定です。

ビジネスパートナー

ブラザーグループは、お客様に優れた価値を迅速に提供するために、ビジネスパートナーと常に公平・公正な取引を行い、相互信頼関係を築いて成長し合うことを目指します。

具体的な取り組みについては、下記をご覧ください。

株主・投資家

ブラザーグループは、株主からもたらされた資本を活かし、継続して企業価値を高めるとともに、積極的な情報公開を行い、株主との間に長期的な信頼関係を築きます。

株主・投資家との対話

ブラザーグループは、企業価値の持続的な向上を目指し、公正で透明性の高い情報開示を行うとともに、資本市場との建設的な対話を、年間を通じて積極的に実施しています。Webサイトでは、最新情報の開示を行うとともに統合報告書などを公開しています。国内・海外の機関投資家・証券アナリストに対しては、四半期ごとの決算説明会やスモールミーティング、個別取材などを実施しています。

2022年度の機関投資家・証券アナリストとのミーティング実績
対応者 ミーティング件数 主な対話のテーマ
代表取締役社長、IR担当役員、事業担当役員、IR担当者
  • 国内機関投資家・証券アナリスト:176件
  • 海外機関投資家:76件
  • 計:252件
  • ブラザーグループビジョン「At your side 2030」
  • 中期戦略「CS B2024」概要と進捗状況
  • 資本政策・キャピタルアロケーション
  • 事業ポートフォリオに対する考え方
  • 各事業の成長戦略
  • ESGに関する取り組み
  • マテリアリティ特定プロセス、進捗状況
  • 四半期決算の概要

対話を通じていただいたご意見については、四半期ごとの経営会議での報告を行うとともに、取締役会でフィードバックを行い、中期戦略への反映やESG開示の強化などにつなげています。

第131回定時株主総会

株主総会については、2023年6月22日(木)に「第131回定時株主総会」を名古屋市にある瑞穂工場内ホールで開催し、株主の皆さま114人にご出席いただきました。今回の株主総会も、昨年に引き続きライブ中継(バーチャル総会)を実施し、会場にお越しいただくことができない株主様にも、株主総会の様子をインターネットで視聴できるようにしました。

また、株主総会では、以下説明を行いました。

  • 2022年度におけるブラザーグループの業績および2023年度の見通し
  • 中期戦略「CS B2024」の進捗状況
  • カーボンニュートラルに向けた環境への取り組み
  • DX*の推進、RBA認証取得に関する2022年度の実績

など

議案審議では、多くの株主の皆さまからご賛同を得て、すべての議案について原案どおり承認可決されました。

第131回定時株主総会 第131回定時株主総会

  • デジタルトランスフォーメーションの略。高速インターネットやクラウドサービス、AI(人工知能)などのIT(情報技術)によってビジネスや生活を変革していくこと

ディスクロージャーポリシー(情報開示方針)

ブラザーグループは、グローバルに展開するすべての活動の礎として、「ブラザーグループ グローバル憲章」を制定し、お客様、従業員、ビジネスパートナー、株主、地域社会、環境等、当社を取り巻く全てのステークホルダーの皆様と長期的な信頼関係を築くため、公正で透明性の高い情報開示を積極的に行います。また、ステークホルダーの皆様とのさまざまなコミュニケーション活動を通じ、継続的な企業価値の向上に努めます。

株主・投資家関連データ

2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
決算説明会 年4回 年4回 年4回 年4回
中間報告書(日本語のみ) 年2回発行(通期号は招集ご通知と合冊)
FTSE4Good Index Series 2020年6月から選定
FTSE Blossom Japan Index 2020年6月から選定
FTSE Blossom Japan Sector Relative Index 2022年3月から選定
MSCI Japan ESG Select Leaders 2023年6月から選定
MSCI 日本株女性活躍指数(WIN) 2019年11月から選定
Morningstar 日本株式 ジェンダー・ダイバーシティ・ティルト指数(除くREIT) 2022年から選定
S&P/JPXカーボン・エフィシェント指数 2018年から選定
SOMPOサステナビリティ・インデックス 2012年から選定
健康経営銘柄 2017年、2019年、2020年、2021年選定
健康経営優良法人 2017年から認定

地域社会

ブラザーグループは、所属する国や地域に対する貢献を常に意識し、地域社会に対する社会的・経済的・文化的責任を可能な限り分担することにより、よき企業市民となるよう努力します。

具体的な取り組みについては、下記をご覧ください。

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